前回、正社員の副業、副業禁止の会社で副業をすると法律違反になるの?では、
法律では副業は禁止されていない事、
企業が副業を禁止する主な理由を話しました。
今回からは、副業をする為の準備を話していきましょう。
今、あなたがこのサイトを見ているという事は
あなたが勤めている会社では副業禁止の規定が有る・・・
という事だと思います。
でも、テレビや雑誌など、
周囲を見てみると、みんな副業をしているような気が・・・
いえ。
そんな事はありません。
私の会社では、副業は禁止されています。
でも私、副業をしています。
たぶんですが、私の会社の10%~20%は、
本業以外にも、何かしらの収入を得ていると思います。
怖いので聞いた事は有りませんが(笑)
正社員で、勤めながらにして副業をする方法。
これは二つの方法があります。
一つ目。
会社に許可を取って副業をする。
二つ目。
会社にナイショで副業をする。
え?
私ですか??
二つ目です・・・ (*/▽\*)
でも今回は、会社に許可を取って副業をする方法。
これを話しますね。
まずは、あなたが勤めている会社の就業規則を見てみましょう。
労働基準法では、
10名以上の企業に対して、就業規則の作成を義務づけています。
そしてこの就業規則。
労働基準監督署への提出と、
従業員に対しても開示する事も義務づけています。
従業員に対しての開示方法は
・書面で手渡す
or
・いつでも閲覧可能な状態にしておく
となっています。
ですので、もしあなたが今、
「就業規則をもらっていない!!見た事も無い!!」
という状態だとしたら、総務に確認して、一度見せてもらいましょう。
就業規則の役割は、
『従業員に対して、会社からの無茶な要求を抑制する』
こんな役割も有ります。
中小企業の経営者だと
『会社が不利なもの』
という認識の方も多く、
「就業規則なんか、仕事に気持ちを入れないヤツが見ようとする物っ!」
「就業規則を見ようとするヤツは、サボろうとしか考えていないっっ!!」
「就業規則を見る事は悪だっっっ!!!」
なんていう、極端な考えの社長さんもたくさんいらっしゃいます。。。
私が以前働いていた、当時12名、家族経営の会社で、
この言い方を本当にされていましたし。
その会社と取り引きのある他の会社の社長さん連中も
同じ事を言っていました(笑)
見せてもらうのを躊躇してしまう、そこのあなたっ!!
m9っ`Д´)
普通、どんな契約でも、内容を確認もしないでサインなんかしませんよね?
就業規則を見せてもらうのは、べつに違法な事ではありません。
普通に、働いている社員としての権利です。
どうどうと見せてもらいましょう。
就業規則とは、会社とあなたの労働条件契約書としての意味合いもあります。
雇う側、雇われる側、どちらも平等になるようにという意図があるんです。
実際には、この不景気で会社の方が強いのですが、
だからこそ就業規則の中身くらいは知っておきましょう。
ずらずらーっと、色々な事が細かく書いています。
はぁ・・・ ( ´Д`)y━・~~
・・・見る気を無くしてしまいます・・・
細かい部分は、あなたの時間が空いている時に見てもらうとして・・
今回の副業に関してみてもらうべき部分ですが。
『服務規律』や『兼職規定』
\_( ゚ロ゚)ここです
この部分に、
『会社の承認を受けないで、在籍のまま他に業務を営む、
或いは他の会社等に関係する事を禁ず』
『会社の承認を受けずに、在籍のまま他に雇用せられ、
又は会社の利益に反する目的の業務に従事する事を禁ず』
『会社に在職のまま他の営利を目的とする企業、
団体に勤務する場合又は営利を目的とする事業を営む場合は
あらかじめ会社に申請をして許可を得なくてはならない』
だいたい、こんなような文面が書かれているはずです。
よく見て下さいね~
3つとも、『会社の承認』や『申請して許可』と書かれています。
裏を返せば、会社に承認を受ければ、副業をしても良いと言っています。
正当な理由があるならば、会社は副業を認めなければならないはず。
やはり、会社に副業の承認をもらってから
副業を開始する事が安心して本業、副業、共に取り組めます。
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