『時間は作るものだ。』
この言葉は正しくもあり、正確ではありません。
意味としては、
「どんなに忙しくても、少しでも時間を捻出して、自己啓発に励もう」
概ね、こんな意味で使われることが多いです。
今日は、
どうやって時間を作るのか?
これについてお話ししようと思います。
日本人は、世界でもトップクラスに忙しいと言われています。
ですが、どんなに忙しい日本人でも、
一日で無駄に過ごしている時間をすべて合わせると、
1時間弱も無駄な時間があるという統計が出ています。
確かに、かなり大きな時間です。
一週間に換算すると、7時間。
一年間に換算すると、約15日。
しかも実際には、休日もあるはずなので、
これ以上の時間があるでしょう。
これだけの時間があれば、
何か一つの事を学ぶのに、十分な時間です。
ただ本当に、この無駄な時間をすべて、
勉強などに使ってしまって良いのでしょうか?
いえ、やめておいた方が良いでしょう。
余裕が全く無い生活をしてしまうと、
逆に効率が悪くなってしまいます。
人間には、心や身体を休める時間は必要不可欠です。
空き時間と言っても、気持ちを切り替えていたり、
心の充電をしています。
これを無理やり奮い立たせても、
結局はストレスばかりが溜まってしまいます。
ストレスを感じると、効率は上がりません。
効率が上がらないと、
睡眠時間を削ってまで時間を作らなければいけないと、
プレッシャーを感じてしまいます。
寝る間も惜しんで勉強をしようとします。
プレッシャーから、睡眠も浅くなってしまい、
慢性的な寝不足に陥ってしまいます。
すると、どんどん効率が悪くなるという悪循環。
気合いで乗り切れるのは、約3ヶ月。
3ヶ月なら、なんとか気合いだけで、
モチベーションを維持する事が出来るかもしれません。
この期間を過ぎてもモチベーションを維持出来る人は、
少ないでしょう。
では、モチベーションを維持しながら時間を作る方法、
どうしたら良いのでしょうか?
そう。
諦めるんです。
人間、諦めが大切という言葉もよく言われます。
この言葉、誤った捉え方をする人も多いです。
「もうこれくらいで良いや」
といったような、自分を甘やかす諦めではありません。
わたしが言いたい本当の意味は、
取捨選択をするという諦めの事です。
例えば、家事を諦める。
一人暮らしの男性の場合、必ずしも自炊は必要でしょうか?
確かに、自炊をした方が健康に良い事は間違いありません。
食費も、抑えられるでしょう。
ですが、
「自炊をしなければ」
というプレッシャーや、作る時間があるのならば、
外食をした方が効率が良い。
栄養も、健康を意識しているレストランに行けば、
慣れない自炊をするよりも、
よっぽどバランスを取る事が出来るでしょう。
こまめな掃除。
これも、必要ない人も多いはず。
一週間に一回、二種間に一回の掃除でも問題ありません。
一人暮らしで急な来客なんて、滅多に無いもの。
遅くても前日には、来客の予定が分かるはずなので、
その時に全力で掃除した方が効率的。
それに、食事とは違い、
掃除をしなかったからと言って、
死ぬ事はありません。
極論ですが。。。
友達や会社の人間関係、
他人からの評価を諦めてみるのも、
一つの手です。
忙しい時の友達付き合いほど、
時間を浪費するものはありません。
本当の友達は、一年や二年、
あまり会わなかったからと言って、
離れていく事はありません。
たかだかこれくらいの期間で離れていくような友人とは、
一生付き合うことは出来ないでしょう。
会社の人間関係や、上司からの評価を諦めること。
これは一番のオススメ。
だいぶ気持ちが楽になるはずです。
第三者からの目を気にしすぎるから、
無駄な時間を取られてしまったり、
気を使ってしまったりするんです。
逆に、気にしなくなれば、
自然体で接することが出来て、
人付き合いも楽になる。
賛否両論があるかと思いますが、
気持ちはずいぶん楽になります。
この言葉は、すべてつながっています。
唯一、すべての人に分け隔てなく与えられているもの。
時間ですよね。
一日の時間は、どんなに頑張っても24時間しかありません。
そして、絶対に睡眠は取らなければいけません。
そうすると、一日に使える時間は決まってきます。
ただ、一日単位で見るのではなく、
一週間、一ヶ月、一年。
広い視野で見て、いかに効率よく時間を使うのか?
考える習慣を付けましょうね。
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